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ちおん舎 催事予告

京都の縁創空間 ”ちおん舎” のイベント予告をお伝えするブログです

松竹梅ー千彩吉祥2

三友または歳寒三友とも呼びならわされています。松・竹・梅のそれぞれが冬の寒さによくたえて緑をたもち、かぐわしい香りをともなって花をつけることから、中国ではそこに試練をたえる強い意志と、ゆるがない精神を読み取って、詩や絵画にあらわしました。
 三友という言葉は古くからありました。「論語」に「益者三友、損者三友。直きを友とし、諒を友とし、多聞を友とするは、益なり。・・」
とあり、正直な人、誠実な人、知識の多い人を友とすることを勧められています。20060215095744.jpg

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瑞雲ーずいうん二(千彩吉祥)

 日本ではこの瑞雲を霊芝雲とよびました。霊芝とは万年茸をかわかした瑞草で、この形ににた雲のことです。最初は仏教関係のものにおおくみられましたが、平安ものちになると、瑞雲も少しづつ形をかえて、和風の要素がくわわり、たなびく形によこにのび、ついに横雲となり、瑞祥から次第にはずれてきます。中国にくらべて圧倒的に湿潤な日本は、雲の形もそれに対する考えもより多様で、朝廷に陰陽寮を置いたにもかかわらず、思想より自然になじむ思いがよりつよかったようです。
なかでも、文様によくつかわれる横雲は,画面を区切るなど構図の省略にもつかわれはじめます。これは瑞祥からいえば力を弱めたことになりますが、横雲をたくみに配置することによって、時間や空間を見る人の想像にゆだねるという画期的なデザインでした。その典型が桃山から江戸の初期にかけて描かれた屏風絵などにみられます。空間に雲をよぎらせて、そこに想像をはさませるという趣向です。 20060208174606.jpg

瑞雲ーずいうん(千彩吉祥)

雲は未来を見定める占いの対象でした。古代中国では山水を精神的理想を象徴する世界と考えていましたから、雲はそこから湧き出る神秘的なものとして考えられたのです。
 そこから予兆を知るため、雲の役人がおかれたのです。彼は五雲のよって運命を判断し吉凶をしらせました。ここにはすでに五行の考えがあります。五行の基本元素は、木、火、土、金、水の五つ、それらは人間の世界に密接な関連をもつとされ、すべてのものを五種にわけて五行に対応させ、それによってものごとを判断します。雲の気配を雲気と呼び
雲の役人は、その動き、色、形によって吉凶を判断したのです。青雲は虫害、白雲は疫病、赤雲は兵乱、黒雲は水害、黄雲は豊年、という自然からのお告げを感得していたわけです。雲が五色をかねそなえ如意のような形をした雲があらわれたら、それは完全な調和を意味し、これを瑞雲とか宝雲としたのです。これは慶雲とか景雲ともいわれます。
瑞雲

千彩吉祥 (1)

ちょうど10年前に「千彩吉祥」という冊子を発行しました。あまり多くの方におそらく読まれていないと思うので、このブログで、読んでいただこうと思います。きものの柄のうちから、おめでたいものをいくつか選び、その柄がなぜ吉祥なのかを説明しました。それぞれの文様にこめられている歴史と文化を理解することにより、和服をきることは、日本の文化を「纏う」ことという思いを新たにしてほしいと思います。
千彩吉祥

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「ちおん舎」という名は、「温故知新」より「知」「温」を、また「千」「智」や「音」「恩」の意味も含ませました。私たちが育まれてきた伝統をもう一度見直し、その智慧を現代の生活に活かすことと、和の文化を伝承することを志して、展示会やコンサート、茶会、茶事、茶道教室など、様々な文化活動の情報発信拠点になることをめざしていきたいと思います。

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